写真:若くても知識・腕・管理力に優れた棟梁

棟梁(大工)

佐々木悦郎

若くても知識・腕・管理力に優れた棟梁

1980年生まれで寿都町出身です。父が大工で、建設会社も経営し住宅などを建てていました。親父が大工をやっているのを見て、自分も働きたいと思って。父の会社で大工見習になり、5年ほど勤めました。

 

教えてくれた棟梁は口数は少ないけど、まるで息子に接するかのように指導してくれて、私も2年3年と経験を重ねるうちに、できる仕事が増えていって、大工の面白みが少しずつわかりました。父は私が大工になったころに大工を引退しました。

 

寿都は冬場の大工仕事が少ないため、季節仕事で町外でも働きました。お世話になった会社の棟梁がとても感じの良い方で、その会社に転職し、結婚し大工を続けました。その後、山野内建設・ノースランドホームに転職し八雲にも引っ越しました。

 

以前は在来工法で家を建てていたのですが、山野内建設は主に木造枠組壁構法(ツーバイフォー)で建てているので、また一から学ぶことになりました。未経験の工法を理解することも大変でしたが、それ以上に、山野内建設の断熱、気密性能のこだわりが、並の大工では対応できない高いレベルだったので、それを習得することには特に最初の数年は苦労しました。

 

木造枠組壁構法は、断熱・気密性能を高めやすく、しかも施工が合理化しやすいので、非常に良い住宅施工方法だと思います。山野内建設で働きはじめたのは2007年頃ですが、大工としては現場が途切れないので、出稼ぎのように働きに出る必要がないというのが一番ありがたいです。現場が途切れないというよりは、むしろ常に忙しい。冬でも忙しいという状況です。雇用条件も、通年雇用で社員雇用。安心して働けるのは私、そして家族にとって、大変ありがたいです。

 

現場をチームワークよく進めていく、気配りするのが私の仕事ですが、ベテランで腕の良い吉川さんをはじめとする4人の社員大工、外注の大工さん、そして電気、左官、基礎などたくさんの職種の専門工事の技能者さんが連携して家づくりをしています。みんな山野内建設の現場が、断熱気密などの精度に厳しいということを理解してくれていて腕の良い方たちばかりです。彼らのスキル、協力なくしては、気密測定などを行った際に良い数値が出ませんが、常に良い数値を出せる状況になっています。

 

あとは私が現場監督の溝口さん、山野内社長などから、お客様の要望などもしっかり伺うこと、近隣の方々にご理解をいただきながら、できるだけご迷惑をおかけしないように配慮すること、前途有望な新人大工を育て、施工体制をもっと強化することが大事だと思っています。

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