住宅会社であるノースランドホーム・有限会社山野内建設は、以前から土地や中古住宅取引、アパート管理などの業務も行っていました。
それらの業務と住宅事業のそれぞれの充実を図るため、住宅部門と不動産部門を連携しつつも分社化するため不動産会社「ノースランドホーム」を2019年春に設立しました。
8月には八雲町のマックスバリュ八雲店、ツルハドラック八雲店のすぐ近く、八雲町東雲町26番地24に、新事務所兼ショールームも完成しました。屋根一面にソーラー発電がついている事務所です。その不動産会社「ノースランドホーム」でお客様に土地建物、そして賃貸住宅などのご提案をしている竹田清幸です。
私は1967年に恵庭で生まれました。父の転勤で小学生から高校生までは熊石で住んでいました。自治体の合併で今は八雲町熊石地区になりましたが、当時は熊石町。太平洋・噴火湾に面する八雲町の北側、日本海側の町です。自然あふれるまちで、子ども時代はのびのび暮らしていました。今でも同級生が何人か熊石にいます。熊石地区の人口は以前は5,000人以上いましたが、今は半分くらいに激減しています。
就職は札幌圏の住宅会社でした。愛着と楽しさを感じられる家づくりを大事にしている会社で、営業や支店の運営など、家づくりに関するさまざまな仕事を経験しました。大人になってからは主に札幌圏で生活していました。
50代になった今、山野内社長に出会い、ネットゼロエネルギーハウス(zeh)や、リノベーションなどに対する深い知識と実践、不動産事業も含めここまでしっかりした住宅会社が八雲にあるとは正直思いもよらず、大変驚きました。仕事をする上で待遇などの条件面も大事だとは思いますが、面白い、挑戦し甲斐のある仕事ができるというのは自分のモチベーションも高まります。山野内社長が考える光熱費負担実質ゼロの家づくり、災害による停電時でも家電を使える家づくりはとても理にかなっていて、こんな会社で働いてみたいと思い2019年に転職させていただきました。
もともと住宅会社勤務経験が長かったので、住宅会社の社員としての仕事もできると思いますが、宅地建物取引士の資格もありますし、ノースランドホームでは不動産部門の担当として頑張ります。
ノースランドホームで働きはじめて驚いたのは、アパートや戸建て住宅の賃貸需要がたくさんあるということです。ノースランドホームが管理しているアパートは約40棟。頻繁に空き室がないかというお電話をいただきます。新幹線の建設工事関係者が長期にわたって八雲に住む、という事情もあって供給より需要のほうが多いんだと思います。私自身も八雲町に引越すにあたって、ペット可の物件を探すのに苦労しました。
八雲町は今、アパート需要が多いということもあり、賃料も比較的高めです。空き室もほとんどないので、ご希望の条件に合う物件をご紹介できないのが悩みではあります。
長年、住宅会社に勤めていて思うのは、住まいづくりの理想と現実をしっかりお客様と一緒に考えていくということです。お客様にはマイホームに対するさまざまな夢や希望がありますが、現実には費用面も含めなかなか理想通りとは行きません。理想と現実、盛り込みたい要望と費用との兼ね合い、費用と収入のバランスなど、現実的な事情をしっかり見つめ、どこを優先するか、しっかり考えることが後悔しない家づくりでは最も重要ではないかと思います。
私は不動産部門の担当として、家族用、単身用ともに紹介できる案件を増やしていくこと、そして住宅会社勤務経験も生かして、賃貸だけでなく、注文住宅や商業施設などの新築、リフォーム、リノベーションなどの案件を見出し、住宅部門の担当につなげていくことも含め、お客様と会社の両方に貢献したいなと思っています。
新築の事務所は、木の質感いっぱいの室内、太陽光発電など見どころがいっぱいで住まいづくりのヒントもあると思います。ぜひお寄りいただければと思います。
趣味はスポーツ全般です。ラグビーや野球などのTV観戦で思わず感動し涙が出るのは歳のせいかもしれませんが。特に野球が大好き。機会があればまたプレーしたいなとも思います。ふるさと八雲・熊石の暮らしも楽しみたいと思っています。