山野内建設ブログ担当のゼッツです。(ッツとなまるのがいい!)当社のホームページのリニューアルに伴って、ブログの担当を任されました。以後よろしくお願いします。
少々自己紹介しますと、前職は建築系の公務員で、それ以前はハウスメーカーやゼネコンの監督なども経験しております。定年退職後、今度は住宅にのめりこんでいますが、大きな施設と違い、断熱や省エネなどシビアな性能が気持ちいいです。
近年は、当社の建てる住宅のほとんどがZEHになってきましたので、改めてもう一度おさらいしてみました。
まずZEHとは、ゼッチ(ゼッツではない)と読み、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー)の略で、住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指します。(よく覚えた!)
これに対しアパートや事務所などはZEB(ゼブ:zero energy building)といいます。
ポイントは、①省エネによって消費エネルギーを減らして②消費して以上にエネルギーを作ることです。具体的には、高断熱・高気密で高効率の住宅を作り、暖冷房設備、LEDや節水型機器の使用による維持エネルギーの大幅な削減を図ることと、太陽光による発電設備を利用して消費分以上のエネルギー(電気)を創ることを言います。
では、「スマート ハウス」はというと、ほぼ同意語ですが、太陽光で発電する電力や商用電気、蓄電池に貯めた電力など、家のエネルギーを「賢く」使う住宅のことを言います。賢く使うためにHEMS(ヘムス:ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を利用するのが特徴です。
ZEH(ゼロエネ住宅)は、「スマート ハウス」のエネルギー収支をゼロにしたものということになりますか…
しかしながら、ZEHでも夜間は発電できないので、日中作って余った電気を電力会社に買い取ってもらい、その収支でゼロエネを実現していますが、将来的に安価な充電設備が開発されれば、もっと手軽にその家のみでエネルギーをまかなえることもできるのです。
その先駆けとなっているのが「VtoH(Vehicle to Home)システム」で、EV自動車を利用し、夜間の電力を自前で用意するまさにゼロエネ住宅です。(当社の公開中のモデルハウス「スマートZERO」でも採用しとります。)
住宅を建てる前に車を買う、じゃやっぱり、EVかな?