ロードヒーティング

地下水利用地中熱ヒートポンプによる融雪です。 先日の大雪の際の八雲町のアパート駐車場の写真ですが、夜の間に30㎝程度の積雪がありました。 朝には10㎝程度(除雪が不要なくらい)まで溶けていて、翌日の朝にはほとんど雪が残っていない状態でした。 低温での融雪となりますので急速に溶かすことはできませんが30㎝の積雪でも翌日の朝には雪が残っていないのであれば『あり』ではないでしょうか?

40mの井戸を掘って地下水をくみ上げ熱交換をし、ヒートポンプで温水を作って路盤に送って融雪しています。 駐車場は450㎡と広いのですが、3台のヒートポンプで融雪しています。 他の熱源のものに比べてCO2の排出量も少ないですし、ランニングコストも低く抑えることができます。 ネックになるのはイニシャルが高いこと・・・。

ただ、高齢化社会になり除雪も・・・ となった時には有効なシステムではないだろうか? と考えています。 当該アパートもZEH-M(ゼッチマンション)なので、太陽光発電を搭載してエネルギーを自給自足しています。FITが終了してからの創り出した電力の使い道にも有効だと思うのだけど、どうでしょうか?

 

『太陽光発電は元が取れない。』とよく言われますが、北海道民は日本で一番高額な電力を利用しています。 ZEH(ゼロエネルギーハウス)とすれば、ランニングコストを考えないで暖かく快適な暮らしができます。 もちろん、-10℃の日でも半袖でガリガリ君を楽しむことができます。

使いきれない電力をロードヒーティングやEVなどで使えば、売電価格が下がろうが問題ではないと思います。 元が取れないという発想ではなく、生活を豊かなものにするためのものと考えてみてはどうでしょうか?